ニッポン製兄妹
初の代理原稿、初の本誌は‥‥名古屋弁マンガ
・講談社「Kiss」2005/9月/18号(kiss/no.5)(24p)
Kissでデビューした当時、本誌に載ることは「まずない」と思っていました。
しかし、代理原稿という荒技でめでたく載せてもらえ、なにもかも初めてづくしの思い入れのある作品になりました。
写真は「こけし3打撃シーン」を集めてみました。
内容は「兄妹」「きしめん屋」「尾張弁」ものです。
わたしは小さい頃、3つ上の兄にいじめられまくったので、「理想の兄」を描きました。設定やら外見は「外人顔なのに尾張弁できしめん屋」というマンガならではの反則技をつかってみましたが、うちの兄は外人でもきしめん屋でもありません。
なのに主人公が恋する男の子が、外見以外まるで兄!になってしまったのはなんでだろう‥‥。いじめられたことをネタにしてモトはとったんで、よしとしよう。
出てくるきしめん屋は、会社員時代毎日通ってた円頓寺の「みよし」といううどん屋さんがモデルになっています(今もあります)。「このドターケが!」なんていうオヤジも金髪の出前ヤローもいませんが、安くて早くてうまいうどん屋さんです。うどん屋なのにとろみのある「ニラタマラーメン」が冬にオススメです。
ネーム審査→原稿製作は「急いでね」と言われて約1月半なのに、載るまで1年という非常に滞空期間の長いマンガだったので、通しナンバーno.5(兄妹)とno.6(フウセン)は発売が逆になっています。
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