かえるのうた
初ドターケ・クソターケマンガ
・講談社「One more Kiss」2003/6月号掲載(kiss/no.2)(40p)
キビしい〜!ネームコンペにはじめて通った話。まさか通るとは思わなかった話。
どイナカの役場にやってきた未来のエリートくんと、地元の脳天気娘のお話。
職場にはびこるイヤなやつ!悪いやつ!を書こうと思い、書き始めたのですが‥‥進んで行くうちに「悪いやつに恋しねーよう」ということになり、エリートくんは改心してしまう(いやなのか?)ことになりました。
また、おびただしいカエルや田園風景、尾張弁満載で「主役より、わき役のおっさんが気になってしょうがない」と友だちにいわれました。以降わき役は尾張弁のおっさんいうのは、いつものことになります。
この話から担当さんが、今も大変お世話になっている歌舞伎好きの現担当さんになります。
「枝葉末節はいいから、まず本筋を考えましょう」といわれ、小ネタ好きの私には的を射すぎて、ぐうの音も出ないけど、「こいつは大事な言葉だ」と思い、その時は小腸あたり(わたしは腹が弱いのですぐ出てしまう‥‥)に書き留めた覚えがあります。電話でもこんな調子なので「またそうーいうことを、コラ!」としょっちゅう怒られております。
背景の犬張り子は、まだまだ抑えぎみに描いているようです‥‥。
この作品から女の子の目をぐりぐりと大きめに描くようになり、「ド根性ガエル」風な表紙は結構気に入っています。
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