尾張のヒト・29「ねぶってぬるくう」

ばかいぬ

2014年05月22日 11:18

一宮限定タブロイド紙・月刊「い〜ち」5月号に載せていただいた4コマです。



今回のテーマはわりとよく使けど、「そーいえば尾張弁なんだ」なわりに、
結構強烈な「ねぶる」「ぬるくう」
新聞や雑誌をめくるとき、年寄りは「べろー」っとよーやります。
紙媒体を仕事にしているせいか、あれはやめてほしいなと思うんですが・・・
マンガの通りだそうで・・・まあ、新聞なんかはいいけど。

「ねぶる」
なめるという意味の尾張弁。
私が子供の頃「カスガイのペロジュー」というキャンディにジュースの粉が入ったやつがありまして(今もあるんか?)・・・。
その裏に食べ方がこう書いてありました。

「つけてねぶってまたつけて

それを普通のことだと思っていたんですが、尾張じゃない人に「ねぶってって尾張弁だよねー」と言われて初めて尾張弁と知りました。多分そんくらい普通に根付いてる言葉なんじゃないかと思われます。

「ぬるくう」
「ぬぐう」という意味の尾張弁。
なんか標準語よりより「ぎゅぎゅぎゅ、ぐりぐり」と拭きたくる(まくる)感じがします。
家族や親戚が口にするのは聞いたけど、ほかの人の口からあんまり聞かない・・・ってことは結構古くて使われてないんでしょうかねえ。
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