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2013年02月19日

尾張のヒト・14「角麩と白玉うどん」

一宮限定タブロイド紙・月刊「い〜ち」2月号に載せていただいた4コマです。

尾張のヒト14

去年、「白玉うどん」が通じなくてショック!という話を以前ブログにかいたんですが・・・・
http://ch06075.sapolog.com/e383059.html
「白玉うどん」は東海地方で使うものの、関東では使わないようです。
他の地方では使うんでしょうか?
同じように白い食べ物で「角麩」という尾張独特の食べ物もあるんですね。
「角麩」
シート状になった麩。見た感じは白い瓦?白い厚いトタン?のよう。
好きなように切ってすき焼きとか煮物にして食べます。
尾張独特の食べ物だとはつゆ知らず・・・どこにでもあるものかと。
しかし、高校生くらいまではわたしも「なんでこんなもんすき焼きに入ってるんだ?」と謎な感じの食べ物扱いであんまり口にしてなくて、スーパーでバイトしていた時、麩屋のにいちゃんに「角麩っておいしいの?」というド失礼発言をしていましたが、年を経るにしたがってよく食べるようになりました。麩屋のにいちゃんごめんなさい。煮物にするには一旦茹でるとふんわりします。

似たような食べ物に関東の「ちくわぶ」というものがありますが、アレこそ尾張人にとってなぞの食べ物!でした。関東に行くたび「ちくわぶってなに?!」としつこく聞きまくり、迷惑をかけた覚えが・・・食べた感想は・・・まあふせておきますか。
ということを書いていたら、加藤千晶さんもめちゃくちゃおもしろい「ご両親とちくわぶについて語る」を日記に書いていらっしゃいました。さすがに同世代、なんだか似たような会話が・・・
加藤千晶食堂「忘れ物はないね」日記>>>http://www.donutfilms.jp/chiaki/diary/
2013年02月01日(金)ちくわぶとすあま

「白玉」
白玉うどんといったり、縮めて白玉と言ったり。
焼うどんにしたり、すき焼きに入れたり、病気になると卵とじにして食べたり・・・する「茹でたうどん」です。
うまれてこのかた「白玉うどん」と呼び続けていたもんだから、プキ本の担当さん(群馬のヒト)に「白玉ってなんですか?」と言われて初めて通じないとこがあるのか!?とカルチャーショックを受けた物です。
だって、しっかり袋に「白玉うどん」って印刷してあるやつもあるんですよ!
ちなみに関東で「白玉」というと「白玉だんご」のことだそうです。
たしかに鍋やすき焼きに白玉だんごを入れるかと思ったら、驚きですよね。

おまけで「ぜんざい」
冬によくでてくる甘いヤツですが、尾張では「ぜんざい」と呼びます。
関東や東北北海道は「おしるこ」っていうんですね。
わたしは「おしるこ」っていうと、缶入りの粒のあんまりないイメージですね。
和歌山のヒトは「ざじずぜぞ」が「だぢづでど」だから、「でんだい」って言うんですよね。
桂小枝ちゃんの師匠がそうだって読んだことあります。

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この記事へのコメント
「すあま」は、かなり大きくて堅めですが「求肥餅」の一種と思っていただくのが無難な解釈かな、と思います。関東では漉し餡の物は「汁粉」粒餡の物は「善哉」と呼び分ける甘味処が多いです。沖縄の「ぜんざい」は又違っていて、茹でた赤隠元と押し麦を合わせて黒糖で煮た物にかき氷を加えた食べ物です。(←韓国の「パッピンス」やフィリピンの「ハロハロ」に近いかも知れません)
Posted by みんみん at 2013年02月19日 21:39
>みんみんさん
すあま、まったく知りませんでした。
沖縄のぜんざいは独特ですね!
日本は広い!食べ物も言葉もまったく違うのが面白いです!
Posted by ばかいぬ at 2013年02月20日 14:06
群馬出身の担当編集者です(笑)
すきやきにしらたま、と聞いたときに、たぶん、あれ以上の驚きの顔を晒してしまっていたと思います。いやー、びびりました

犬山さんとお話していると、いつも言語感覚の違いに楽しくなってしまいます。また、尾張弁を聞きにいきたいと思います!
Posted by たなか at 2013年02月21日 18:03
>たなかさん
たなかさんに「白玉ってなんですか?」と言われた時は、
うまれてこのかたそんな質問をされるとは!思いもしない!くらいの衝撃でした。
ほんと。たなかさんと話していると、目からウロコが落ちます。
やはり地元だけのローカルルールはまだまだたくさんありそうですね。

今日は隣の稲沢市の国府宮のはだか祭りです。
稲沢市、学校ははだか祭りでお休みだそうです!
Posted by ばかいぬ at 2013年02月22日 12:02
犬山さん、こんにちは。

私の地元(福井)にも「角麩」ありますよ。
水で戻して辛子和えするのが一般的な食べ方です。
大阪のいとこは、初めて角麩の辛子和えを食べた時
角麩を鶏肉だと思って食べていたみたいです。
和歌山のおばさんは、辛子和えを気に入ったので
レシピを聞いて帰りましたが、
和歌山には角麩が売っていなかったそうで
母が地元で買って、おばさんに送ってあげていました。

ぜんざい、おしるこの捉え方は、
我が家ではみんみんさんと同じ感じです。
地元にも、すあま、売っています。
年配の方が好きな駄菓子というイメージです。
実家でも、時々お茶受に登場しました。

「プラネタリウムの星」、楽しませていただきました。
ありがとうございました☆

長文、失礼しました
Posted by たこ at 2013年02月23日 10:33
>たこさん
福井にも角麩があって、辛子和え!知りませんでした。気になる食べ方ですね。
日本は広いです!でも近くの和歌山にはないとは!
すあま文化圏は広いようですね〜。でも愛知では知らない・・・。
ぜんざい、おしるこの捉え方はだいたい同じかもしれませんね。
「プラネタ」読んでいただいてありがとうございます!がんばって2を描きます!
Posted by ばかいぬ at 2013年02月23日 11:33
>角麩がちがいました!
水で戻す?
福井の角麩は違うものかもしれません!
東海地方のは、生麩なので戻しません。
写真がないのでわかりづらいんですが、ネットショップにでていたものを・・・
http://calamel.jp/go/item/42190587?ref=g&sa=X&ei=NCsoUa7wE4WElAW-3ICABA&ved=0CC4Q-RIwAw
やらかいです。
Posted by ばかいぬ at 2013年02月23日 11:39
犬山さん、こんばんは。
角麩、同じ名前でも全然違いました!
福井のは、普通の麩が四角い感じです。
同じ日本でも、いろいろ地域で違いがあって
面白いですね。
Posted by たこ at 2013年02月28日 21:22
>たこさん
麩といっても全国にいろんな麩があるって知りました。
辛子和えも気になるのでいつかやってみますね!
Posted by ばかいぬ at 2013年03月01日 12:11
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