さぽろぐ

日記・一般  |その他の都道府県・海外

ログインヘルプ


2004年04月08日

水ぐすりとイトーさん

itosan.gif

タイトルが気に入っている作品

・講談社「One more Kiss」2004/5月号掲載(kiss/no.3)(28p)
初読者の母にいわれた感想‥‥「一枚同じ値段なら、もっと手抜きして真っ白で出さなかんて、この人もこの人も(誰のこと?)真っ白けだが!見習わなかんて!」そんな感想あるか!と思いました。‥‥さすが「がめつい」尾張人です。
口にしたことがない「水薬」に憧れ、faxでしか知らないまだ見ぬ「イトーアキオさん」に恋する「イトートモコ」さんのお話。
今まで描いた作品(といっても少ない)の中で、<夢中になるものがずれているという点>で、自分らしいマンガだと思います。

このお話のタイトルと原形は、デザイン事務所に勤めていた1998年くらいに考えました。当時同じ会社にいた友だちが「イトートモコ」という名前で、彼女ともうひとりの友だちを足して2で割ったのが、マンガにでてくるツッコミ役「極楽寺センパイ」です。普通の少女マンガで友だちは<よき相談役>が定番ですが、わたしのマンガの場合、「極楽寺センパイ」風の友だちばかりなので、たいてい<茶々をいれるツッコミ役>になってしまいます。

マンガの中に出てくる「おでんを持った加藤清正像」は名古屋城の能楽堂の前に「おでん」ではなく、「纏(まとい)を持って」どどん!と座っています。これもデザイン事務所時代に失敗したカラーコピーで「<フランクフルト>を持った加藤清正像」のコラージュをして「うーんうまい!五臓六腑にしみわたる〜」などと描いて遊んでいたのが原形になりました。仕事中は遊んでおくものだとつくづく思いました。

タイトルがとてもお気に入りだったんですが、予告ではなぜか勘違いで「イトーさんと水薬」になっていました。だから「どーしても直してください!」とお願いした覚えがあります。

このマンガから本性を表わし出したのか、好き勝手に作ったポストカードや、犬張り子が無意味にわんさかでてきます。なのでごちゃごちゃした画面です。モブにこっそり「ぐっさん家」の「ぐっさんと神田山陽、オオハシさん」がでています。ネームの時も「ネームが多い!!!」といわれ、ひたすら削った覚えがあります。

あなたにおススメの記事

同じカテゴリー(マンガ(Kiss)/作品リスト)の記事画像
「ハルカ・カナタ」(36p)
「そばかす太陽」(34p)
同じカテゴリー(マンガ(Kiss)/作品リスト)の記事
 「ハルカ・カナタ」(36p) (2007-10-07 18:00)
 「そばかす太陽」(34p) (2006-10-07 14:00)
 てのひらの春 (2006-04-08 00:59)
 ニッポン製兄妹 (2005-09-10 12:00)
 夜とフウセンカズラ (2005-08-08 11:58)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。
削除
水ぐすりとイトーさん
    コメント(0)